不倫の慰謝料が減額されるケース続き
また、こんな考え方もあります。
不倫で離婚まで至った場合、その責任の所在についてです。
結婚がダメになったのは、浮気をした配偶者のせいであり、責任はすべて不貞をおかした配偶者、と言うことです。
不倫相手はその次、と言うことです。
「一番悪いのは、不貞行為をした配偶者である」と言う理由で不倫相手への請求額が減らされたケースもあります。
確かに不倫をしたのは本人が悪いです。
そうかと言って、既婚者と知っていながら関係を持った相手にも責任が全くないわけではありませんから、この責任の所在が100パーセント正しいわけではないでしょう。
また、不倫をするような環境を作った、家庭、配偶者にも責任があるのではないでしょうか?
例えば、優しくて旦那さまを大切にしている奥さんだったら、旦那さまは不倫するでしょうか?
うちにいても邪魔者扱いされ、仕事ばかりの人生、休みの日は一緒に出かけることもなく、1人で留守番なんてことも珍しくないでしょう。
家族に愛され、大事にされているご主人なら、ふらっと他の女性に行くこともないと思うのです。
家族や奥さんに構ってもらえない旦那さまは、ちょっとした女性の優しさに心打たれるのも当然でしょう。
自分といて楽しい、幸せだと感じてくれる女性と一緒にいたくなることも否定できません。
根っからの女好き、根っからの浮気者と言う男性もいるでしょうが、そうだったら、不倫だ、慰謝料だ、離婚だ、と大騒ぎにはならないはず。
世の中の旦那さまたちが、ついつい浮気をしてしまうのは、奥さんの愛が足りないことが原因のひとつだと私は思います。
と言っている私も、もう少し旦那さまを大事にしないといけませんね。