家電製品の買い替えはエコになるのか

エコに対しての意識を高めると共に、エコにしっかりと対応している家電製品を多く売る事で、エコを推進するという狙いがエコポイント制度の制定にはあります。
ただ、そこでひとつ疑問が発生します。
エコポイント制度によって確かにエコを推進する家電製品の販促には繋がりますが、同時にまだ使用できる家電製品を買い替えるというケースも数多く発生しますよね。
まだ使用可能な家電を破棄し、新たな家電を購入するというのは、果たしてエコに繋がるのでしょうか。
むしろ、廃棄物が増えるという意味では、マイナスになってしまうのではないでしょうか。
これに関しては、エコポイント制度の発案時からずっと議論されています。
実際、反対意見を唱える人もまだまだ多いようです。
家電のサイクルが早くなると、当然廃棄物も増えていきます。
そうなることで、かえって反エコになってしまうという意見は決して間違ってはいません。
その一方、既存の家電製品の中には、技術的な問題から余分なCO2をかなりの量排出するものも少なくありません。
まだ技術が発達していない時期の物なので仕方ないのですが、そういった家電を今も使用し続けていると、やはり環境にはよくないと言えます。
特にエアコンに関しては、かなり以前からCO2排出量に大きな差が生まれてきています。
電気代の節約料だけでも相当な差があり、買い替えを推進することは、CO2削減と各家庭のコスト削減の両面にとって良い事だと言えます。
ただ、この事は必ずしも前述の廃棄物の増加を打ち消すものではなく、メリットとデメリットが混同しているという事になります。
今後もこの問題については、話し合いが持たれていくことでしょう。

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